月経は本来、排卵を伴う周期的な性器出血を示します。排卵がある場合は25日~38日の周期で出血がきますから、その期間が正常周期となります。月経周期の異常は、きちんと排卵できない初経、排卵ができなくなってきた閉経の前後に起こりやすくなっています。 |
 |
 |
月経痛は約80%の方が感じています。日本人の美徳に忍耐がありますが、どうぞ我慢はしないで下さい。毎月鎮痛剤を服用しても3日前後がほとんどでそのために薬の常用性が出てくることはありません。 |
 |
 |
女性片頭痛患者の約15%は月経前後の2~3日間だけ頭痛があるのだと云われています。月経時以外にも頭痛発作のある60%以上の女性が月経に一致して片頭痛が悪化するといわれています。女性の頭痛には月経周期が重要な役割を果たしています。
片頭痛は正しい診断のもと、薬を使わない片頭痛対処法と薬物療法が必要です。お薬には片頭痛の特効薬および予防薬が報告されています。 |
 |
 |
月経前になると、イライラする、気分が沈んでしまう、からだの具合が悪くなる、というような症状は、女性の約80%の方が経験しているといわれています。
このような、排卵から月経開始までの時期に現れる身体的・精神的不快な症状を総じて、月経前症候群(PMS)といいます。
症状はほんとうに個人々で差があります。日本での認識はまだ低いのですが欧米では仕事上の失敗、家族関係悪化や犯罪もこの時期に多いと報告されています。
PMSの名前がまだあまり知られていないために自分で気がつかないというケースも多いようです。
原因としてホルモンの過不足であると考えられていますが、セロトニンの低下、ビタミンの欠乏、ストレスなどいろいろな説があります。
未だにはっきりとは解決できていません。治療は、じぶんがPMSと気づく、ストレス等へのセルフケア、PMSの記録をつけることからはじめます。 |
 |
 |
海外では、避妊や月経調整のほか、にきびの治療として10代から使用されている例や軽い更年期症状を抑えるために使用する例もあります。
このようにじぶんのライフスタイルを活かすために上手にピルを取り入れる女性が増えてきました。
ピルを服用することで一番実感出来る事は月経に伴う不快感が少なくなる事です。
そのため、仕事でもプライベートでも輝き充実した日々を送ることができます。用法をきちんと守れば、副作用は少なく日々を上手にいきるための効用がたくさんあります。 |
 |
 |
「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」より抜粋・改変 |